LEPIS

レピス

ガラスや鏡の表面に付着するウロコ状の汚れ、鱗状痕(りんじょうこん)。この成分は、雨滴や地下水などに多く含まれるシリカ成分です。ガラスの成分もシリカなので、この高密度のガラス成分と不純物を含んだ密度の低いシリカが、ひっつき合ってしまうため、鱗状痕は硬く、除去が困難なのです。

レピス、およびレピス-LCは、このような鱗状痕を、フッ化水素や強酸など劇毒物指定の危険化学薬品を一切使用せずに、物理的に簡単安全に除去する事が出来る鱗状痕除去剤です。

レピスは乗用車ガラス(軟質ガラス)用で、研磨フェルトで磨く事により、ガラスに傷をつけずガラス表面の水跡や鱗状痕を容易に除去することが出来ます。 レピス-LCはバス・トラック・鏡などのガラス(硬質ガラス)用です。専用のテレフタレートパットを使用する事で、今まで困難と考えられていたバックミラーや安全確認窓等の頑固な汚れを簡単に除去し、クリアな視界を取り戻します。

レピス

●レピスの基本的な考え方

ガラスの研磨に効果があるとされるセリウムは、生産量(埋蔵量)が限られ、希少になりつつあります。 現在、市場に出回っているガラス研磨剤の全てはセリウムまたは酸化セリウム、アルコ(アルミナ)が含まれていますが、価格調整の為、これに他の研磨剤がブレンドされています。しかし、他の成分とブレンドされる事で、粒子が絡み合い、スムーズにガラス表面を転がす事が出来ません。また、ガラスよりも柔らかい粒子では研磨の効果がなく、ガラスよりも硬い粒子では傷つきの原因になります。スムーズに転がる、最適な硬度の粒子、それがレピスの効果原理です。

説明図

●使用方法

レピス・レピス-LCは、特殊研磨剤と専用作業方法により今まで除去出来なかったガラス表面に付着した鱗状痕を簡単安全に除去する事が出来ます。

  • 使用前に容器をよく振ってください。
    レピスの場合は、ハンドパットに研磨フェルトを取り付けて下さい。
    レピス-LCの場合は、専用テレフタレートパット(硬い方の面)を使用します。
  • 研磨フェルトもしくはテレフタレートパットに液剤を少量つけ、ガラス面を研磨します。乾燥を防ぐ為に水分を適量加えながら作業をします。施工範囲が広範囲にの場合はポリッシャーを使用します。
  • 除去出来た事を確認し、水で洗い流して完了です。
    その後、撥水コーティング(アクアペル)または親水コーティング(親水化ゲル)を施工しておけば、汚れの再付着を防ぐことが出来ます。

《注意》
※ガラス部分以外には使用しないで下さい。
※レピス-LC(トラック・バス用)を乗用車には使用しないで下さい。
※ガラスの硬さによっては傷が入る場合がありますので、あらかじめ小面積でテストを行ってからご使用下さい。

施工比較写真1 施工比較写真2